Ａ ＤＶ（ドメスティック・バイオレンス）とは、配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことを言います。
相談者の中には、殴る蹴るの身体的暴力だけをＤＶだと思っている方がいますが、そんなことはありません。精神的、性的、経済的暴力も立派なＤＶです。特に、ＤＶの被害者は自分を責めたり、一時平和な時期があることからこれはＤＶではないと勘違いして、被害に気付いていない方も多くいます。
ＤＶには以下の種類があります。
①身体的暴力
殴る、蹴る、首を絞める、突きとばす。
物をぶつける。
髪の毛や服をつかんで引きずり回す。
タバコの火を押し付ける。
②精神的暴力
「バカ」「お前は何もできない」「役立たず」「デブ」「死ね」などと馬鹿にした発言をする。
「誰の金で飯食わせてやっているんだ」と怒る。
無視する。
束縛する。携帯電話やメールを勝手に見たり、終始行動を監視する。
親や友達などとの交友関係を制限する。
子どもや人前で罵倒したり非難したりする。
恫喝する。脅す。
ストレスとなる行為を繰り返し行う。
③性的暴力
嫌がるセックスの強要。
要求しても避妊をしない。
中絶を強要する。
異常な行為を強要する。
④経済的暴力
生活費をくれない。
無計画な借金を繰り返す。または妻の名義で借金をする。
給与明細や振込口座を知らせない。
