職場のパワハラ・いじめ被害の救済に取組んでいます


職場のメンタルヘルスが深刻な社会問題になっています。
仕事でうつ病などの精神障害になったとする労災の請求件数は、この10年間で約5倍(2011年度で1272件)に急増しています。しかし、これも氷山の一角に過ぎません。
主な原因は、パワハラ・セクハラ・いじめなどの職場の人間関係の問題で、被害の範囲は、労働法無視の「ブラック企業」だけでなく、大企業の「追い出し部屋」など広範囲に広がっています。この背景には、労働分野での規制緩和による非正規労働の増加、長時間過密労働などの労働環境の悪化があります。

私たちの事務所への相談件数も増加しており、事案に応じて、労災申請・労働審判申立て・民事訴訟提起、示談交渉などの救済手続きをしています。
厚労省も、事態を深刻に受け止め、昨年12月には、それまでの基準を改定した「心理的負荷による精神障害の認定基準」を新たに発表しました(全文は厚労省のホームページに掲載されています)が、これを活用するとともにその内容を一層改善してゆくことが大切です。

いじめ等で苦しんでいる人は、先ず、被害の実態(いつ、どこで、だれから、何をされたか)をすぐに手帳にメモするなどして「証拠化」して下さい。そして、一人で悩まずに、弁護士に相談して下さい。(小野寺)

心理的負荷による精神障害の認定基準の概要


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