法律家をめざす方へお願い


司法修習生は、かつては生活保障のため給費制(=給与を受けて)の下で修習を受けていましたが、2004年の裁判所法改正により、現在は貸与制(=国から借金をして)の下で修習を受けています。
とはいえ、今年7月27日に成立した改正裁判所法附則を受け、給費制については、政府設置の新たな合議制の組織である「法曹養成制度検討会議」(以下、「検討会議」)で他の法曹養成制度の問題とともに再度議論されることになりました。

この検討会議は、当事者の声を無視して貸与制を是とした従来の会議体のメンバーが多数を占めており、手をこまねいて見ていては再び貸与制という結論で押し切られてしまいます。
貸与制の結論ありきで進められた従来の議論を打開するためには当事者の声が不可欠であり、これが集まれば強力な武器になります。
また、検討会議においては、私たち当事者による傍聴が許されておらず、この会議に実際に出席される委員の方に給費制復活の想いを託すことは非常に重要です。

ビギナーズ・ネットは、大学生・ロースクール生・修了生・司法修習生・若手法律家2115名(2012年8月24日現在)からなる当事者の団体であり、司法修習生の給費制の維持復活を求めて活動しています。
上記の理由から、ビギナーズ・ネットは「法曹養成過程における経済的負担」についてのアンケートを実施することにしました。
このアンケートは、ビギナーズ・ネット会員や現に法曹養成過程の中にいる方に限らず、これから法曹養成過程に入ろうとする方までをも広く対象とするものであることから、その名称を「ビギナーズ☆パブコメ」としました。

こちらから簡単に回答ができます。

検討会議で給費制についての議論がなされるのは、早ければ今年10月末とされています。
ビギナーズ☆パブコメに寄せられた皆さんからの回答が法律家の卵のみなさんを応援する力になります。
ご協力をよろしくお願いいたします!!

(文責:渡部)


お問い合わせはこちらから

@ichiban_lo からのツイート